コールセンター運営のアイティ・コミュニケーションズ(札幌市、小金澤健司社長)などは、
各拠点ごとに交換機がいらないIP(インターネット・プロトコル)対応のコールセンターの
構築システムを開発した。コールセンターの拠点作りが安くでき、拠点間の転送機能も持つ。
来年、同システムの期間貸しサービスを始める。システム名は「ナビ・テレフォニー」。
システム開発などのビー・ユー・ジー(BUG、札幌市、服部裕之社長)と共同開発した。
札幌にある北海道電力のデータセンター内にIP交換機など基幹部分を設置し、
各地のコールセンターの簡易端末とIPネットワークで結ぶ。
消費者対応や新規顧客の開拓などを行うコールセンターを開設する企業が増えているが、
拠点ごとに交換機を設置する現在の方式では、端末を五十台置く拠点作りで初期投資は
一億円以上かかるという。また拠点間で転送ができないため、より難しい問合せに対応する
上級オペレーターを各拠点ごとに配置しなくてはならない。
新システムは一端末当たり月額数万円程度でシステムを貸し出す方式を採用。
維持管理費もBUGが代行する。他の拠点への転送が自由なため、
上級者を一ヶ所に集約したり、オペレーターが自宅に端末を置いて業務できるという。
「高齢者や障害者の在宅雇用につながる」(小金澤社長)と見ている。
日経産業新聞 2002.11.15





