近年、インターネットの普及、コンピュータネットワーク網の発達に伴い、個人情報の漏えい事件が見受けられます。高度情報化社会の中で、コンピュータネットワークは私達の重要な社会基盤の一つとなり、 誰もが容易に、大量の情報を受発信できる様になりました。しかし、その反面、情報の取扱いの規則やモラルの確立が難しく、情報の不正利用による、個人のプライバシー権侵害の危険性がある、という弊害をもたらしました。
このような状況の中、個人情報をお取扱いさせていただく当社のような、情報処理サービス産業においては、情報の安全管理、とりわけ『個人情報保護』への取組みは非常に重要な課題であり、責務といえます。
当社においてはこれ迄、個人情報保護について、社内体制の充実や、教育、制度運用に全社的に取組んでまいりました。その結果、2004年4月20日に、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)によるプライバシーマーク認証取得審査に合格し 同年、5月10日から、プライバシーマークの使用を開始致しました。
プライバシーマーク取得という、第三者機関による、客観的な評価を得られたことを機に、より一層意識を高め、個人情報保護体制を継続的に改善、向上させて行くよう、努めてまいります。
プライバシーマークとは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)から個人情報の取扱いを適切に行っている事業者に与えられる、「安心と信頼」のマークです。「Pマーク」の略称で知られています。
近年、加速度的な情報システムの発展に伴い、誰でも簡単に大量の個人情報を取得、収集できるようになりました。そして、国際社会における個人データの取扱いに関するガイドラインを定めた、「プライバシー保護と個人データの国際流通についてのガイドラインに関する理事会勧告」(OECD8原則/1980年)に対応するため、国内でも様々な検討がなされてきました。
多発する個人情報の漏えい事件を受け、個人情報の保護が国会で論議され2003年5月「個人情報保護法」が成立しました。2005年4月に全面施行され、これによって行政・民間双方を対象とした包括的な法制度が実現しました。